第17回キッズデザイン賞を受賞しました!
このたび弊社製品『Moving Rack』(サイクルラック)が、
ななななんとKIDS DESIGN AWARD 2023において特別賞を受賞しました!
「子供を産み育てやすい部門」で受賞した『Moving Rack』はこれまで駐輪場で抱えていた子育て世代のママ・パパのストレスを解消してくれる新規性の高いサイクルラックで子乗せ電動アシスト自転車による停車中の事故を未然に抑止する効果も期待できる駐輪環境にデザインと思いやりを取り入れた製品でございます。尚、本製品は日本建築材料協会賞 AWARD2023において特別賞を受賞した製品でもございます。
キッズデザイン賞とは子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。
詳しくはコチラ➡キッズデザイン賞
受賞製品『Moving Rack』
駐輪ラック本体が前輪と追従することで、自転車メーカーが推奨する「楽で安全なスタンドの立て方」で駐輪することを可能にしました。
『Moving Rack』は、子育て世代のママやシニアにも優しく、これまで駐輪場で抱えていたストレスを軽減できるユーザー目線の前輪ラックです。
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(着眼点)
近年、子乗せ電動アシスト自転車のニーズが高まりその活躍ぶりは眼を見張るものがあります。
一方で昭和の時代から続く多くの前輪ラックは、子乗せ電動アシスト自転車メーカーが推奨するスタンドを地面に押し当てながらテコの原理で車体を引いてバックさせる安全で楽なスタンド方法に逆らった造りであったり、アクションによってラックの機能を失う造りであります。結果的にラック利用者は車重35kgにもなる子乗せ電動アシスト自転車を持ち上げることを強いられてきたと言えるのです。長年に渡り常態化したことによる利用者の潜在的ストレスの解決策として考案しました。
☆自転車メーカーが推奨する自転車スタンドの使い方👇
☆現在市場に出回る前輪ラック👇
❶のタイプの固定式前輪ラックではタイヤがスッポリ嵌っているので自転車メーカーが推奨するバック方式ではラックとの併用が出来ません!
❷のタイプの場合、自転車メーカーが推奨するバック方式を取ると抜けてしまい本末転倒という結果になります。
(Moving Rackの場合)
★上のイラストにあるようにそのままラックに前輪を載せて普段と同じ様に足で踏んづけてバックしても前輪とラックが追従することでラックとスタンドを併用できるようになりました。出庫するときも自転車をそのまま前へ押すだけでスタンドが跳ね上がり普段と同じように出庫できるのです。
(事故を未然に防止する効果)
実は、子乗せ電動アシスト付き自転車の事故の多くは走行中よりも停車中に発生しており、約80%が停車中でございます。
子供を載せたり降ろしたりする時に足や衣服・カバンなどが引っ掛かかってバランスを崩して転倒するケースも多々見受けられます。また、地面が傾いていてスタンドの接地面積だけでは支えきれなかった。 などなど。。。報告されている。
現状の固定式前輪ラックだと、駐輪ラックに収める前に一旦子供を降ろす必要がありました。同じく出庫する時も駐輪ラックから取り出してから子供を載せる必要がありましたが、「Moving Rack」の利用なら、子供や荷物を載せた状態でラックを利用することも可能になります。シームレスに自転車の前側と後側でサポートされておりますので、転倒のリスクを抑止する効果も期待できます。
※子供を乗せた状態での入出庫は利用者の体格や設置状況などにも影響されますので、危険・困難を感じた場合はお止めください。
(小さな拘り)
細かな所では、入庫時において自転車(押し歩き)が左に傾く性質に順応するためと、タイヤ挿入時の視認性を良くするためにタイヤガイドの形状を敢えて非対称なデザインにしています。整列と転倒防止といった前輪ラックの基本的な役割を保持しながら使い勝手を併せ持つ前輪ラックに仕上げました。
(最後に)
電動子乗せ自転車や電動サイクルはスポーツバイクと違って子供の送り迎え・お買い物・通勤通学と毎日乗る自転車です。しかも子育て世代の4件に1台所有しているデータも出ており、まさに自動車に変わるモビリティーとして活躍していると言えます。
SDGS・CO2削減の取り組みとして自転車利活用を推進する傍ら走行空間が先行してトメル側が追いついていない状況のなか『Moving Rack』が、近い将来、安心・安全で快適な次世代型駐輪場建設のトリガーとなるよう活動して参ります。